AxGazeEstimation : 視線を推定する機械学習モデル

ailia SDKで使用できる機械学習モデルである「AxGazeEstimation」のご紹介です。エッジ向け推論フレームワークであるailia SDKとailia MODELSに公開されている機械学習モデルを使用することで、簡単にAIの機能をアプリケーションに実装することができます。

AxGazeEstimationの概要

AxGazeEstimationはax株式会社が開発した視線を検出するための機械学習モデルです。入力した画像から視線の向きを検出することができます。

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%93%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B8-%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E5%B8%BD%E5%AD%90-635244/

AxGazeEstimationのアーキテクチャ

AxGazeEstimationでは、BlazeFaceで顔を検出し、検出した顔の画像を入力として視線を推定します。視線の推定においては、顔の画像から直接推定する方法と、顔の画像と顔の向きから推定する方法の2種類の方法を使用可能です。

BackboneはResNet50の縮小版(stage 3)を使用しています。

学習にはax株式会社で独自に作成したデータセットを使用しています。Training setが97059枚、Validation setが11775枚です。

AxGazeEstimationの使用方法

AxGazeEstimationを使用するには下記のコマンドを使用します。WEBカメラから視線を検出することができます。

$ python3 ax_gaze_estimation.py -v 0

下記のコマンドで、顔の向きの検出を併用して推定することができます。

$ python3 ax_gaze_estimation.py -v 0 --include-head-pose

https://github.com/axinc-ai/ailia-models/tree/master/face_recognition/ax_gaze_estimation?source=post_page—–8446a791968——————————–

AxGazeEstimationの実行例です。

ax株式会社はAIを実用化する会社として、クロスプラットフォームでGPUを使用した高速な推論を行うことができるailia SDKを開発しています。ax株式会社ではコンサルティングからモデル作成、SDKの提供、AIを利用したアプリ・システム開発、サポートまで、 AIに関するトータルソリューションを提供していますのでお気軽にお問い合わせください。

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