AIにまつわるさまざまな疑問について、未来の世界からやってきた謎の生物「あいにゃん」と、AIに明るい土橋克寿さん(どばしさん)がわかりやすく紹介する連載企画。第二回テーマは「画像検出」です。
あいにゃんの「画像検出って、普通の人でも作れるものなの?」という疑問に対し、どばしさんが「画像検出って、確かに難しそうに見えるよね。でも実は、アイリアSDKを使えば驚くほど簡単に実装できるんだよ!」と教えてくれました。
※本記事はアイリアの製品およびサービスを紹介するPR記事です。
質問するひと あいにゃん
答えてくれるひと どばしさん

Q1:画像検出って、そもそも何ができるの?
画像検出って言葉は聞くけど、実際何ができるの?
画像検出は写真や動画の中から物体を自動的に見つけて、位置や種類を特定することができるよ。最新のAI技術では、人間の目以上の精度で様々な物体を瞬時に検出できるんだ。
例えば:
・写真の中の人や車、動物を自動で見つける
・Webカメラでリアルタイムに物体を追跡
・動画ファイルから特定の物体を全自動で検出
・信頼度(確信度)付きで検出結果を表示
YOLOシリーズのモデルなら、たった5分で実装できるよ!
Q2:プログラミング初心者でも本当にできるの?
コードとか全然わからないんだけど、大丈夫?
大丈夫だよ!アイリアSDKを使えば、コピー&ペーストレベルの作業で画像検出が実装できるんだ。
Pythonなら実際の手順はこれだけ:
・pip3 install ailia でインストール(数分)
・サンプルコードをダウンロード(数分:※詳細はこちらの記事を参照)
・python3 yolov3-tiny.py でコマンド実行(数十秒)
通常、物体検出の環境構築は機械学習フレームワークの設定やモデル学習が必要で、初心者には一手間掛かるんだ。でも、アイリアSDKならたった数コマンドで完了するよ!
Q3:どのくらいの時間で結果が出るの?
実際に画像を処理するのって、どのくらい待つの?
これが驚きなんだけど、一般的な画像なら数秒〜数十秒程度で検出結果が出るよ!初回実行時は、事前学習済みモデルのダウンロードで数分かかるけど、2回目以降は瞬時に処理が始まるよ!
Q4:どんな物体を検出できるの?
人や車以外も見つけられる?
そうそう!YOLOv3-tinyは様々な物体クラスに対応していて、日常的な物体はほぼ検出できるよ!
検出可能な物体例:
・人物、動物(犬、猫、鳥など)
・乗り物(車、バイク、自転車など)
・日用品(椅子、テーブルなど)
・食べ物(りんご、バナナなど)
Q5:そもそもYOLOシリーズって色々なバージョンがあるけど、どれを使えばいいの?
YOLOv3-tinyとか、YOLOv5とか、YOLOv11とか…バージョンがいっぱいあって混乱するんだけど?
確かにYOLOは進化が早くて、2016年のv1から2024年のv11まで、どんどん新しいバージョンが出てるんだ!今回は、比較的軽量なYOLOv3-tinyをつかっているよ!
なぜこんなにバージョンが多いのかというと、より高速・高精度を目指した継続的改良がある中で、ユーザーが用途別最適化(モバイル、エッジデバイス等)できるようになってるんだ。ただ、アイリアSDKなら、どのバージョンも同じような手順で試せるから、まずはv3-tinyで基本を覚えて、慣れたら他のバージョンに挑戦してみよう!
Q6:精度ってどのくらい?
ちゃんと正確に見つけてくれるの?
精度についても、最新のAI技術のおかげで非常に高い検出性能を実現しているよ!
検出精度の特徴:
・信頼度40%〜90%以上で物体を検出
・バウンディングボックスで正確な位置を表示
・複数の同じ物体も個別に識別
・重なった物体も適切に分離検出
実際にテスト画像で実行してみると、人を7件(確信度40%〜76%)、犬を1件(確信度57%)といった具合に、信頼度付きで結果が表示されるんだ!(※詳細はこちらの記事を参照)
Q7:自分の画像でも試せるの?
家族の写真とかペットの写真でも使える?
もちろん使えるよ!JPEG、PNG等の一般的な画像形式に対応しているから、スマホで撮った写真でもすぐに試せるんだ。処理は全てローカル環境で完結するから、プライバシーについても安心だよ!
Q8:動画からも検出できるの?
写真だけじゃなくて、動画でも使える?
静止画だけじゃなく、動画の検出も簡単に実装できるよ!
実際のコマンド例:python3 yolov3-tiny.py --video VIDEO_PATH
Q9:将来性はどうなの?
この技術って、今後どうなっていくの?
画像検出AI技術は急速に発展していて、将来性は非常に高いよ!
今後の展望:
・リアルタイム処理のさらなる高速化
・より小さなモデルでの高精度検出
・3D物体検出や動画解析の進化
・エッジデバイスでの軽量化実装
特にアイリアSDKは常に最新技術を取り入れて、クロスプラットフォーム対応を維持しているから、将来的な発展にも期待できるよ!
まとめ:今すぐ始めてみよう!
画像検出を試すのって、思っているより簡単で実用的だということが分かったよね!
次のステップ:
1.まずはailia-modelsをダウンロード
2.簡単な環境構築で画像検出を体験
3.自分の画像で実験してみる
4.様々な物体検出モデルを試してみる
AI技術の進歩により、個人でも高精度な画像検出が手軽に実装できる時代になったんだ。ぜひ、この機会に画像AI の世界に足を踏み入れてみて!
参考リンク
- アイリアSDK公式ドキュメント(英語)
- アイリアモデルのチュートリアル(日本語版)
- アイリアSDK製品ページ(日本語)
- アイリア無償版ライセンス条件(日本語)
- アイリアSDKのYOLOv3-tinyモデルについて
※本記事はアイリアの製品およびサービスを紹介するPR記事です。

土橋克寿
証券会社、ビジネス誌副編集長を経て2013年に独立。欧米中印のスタートアップ取材や、各国首脳・テック企業幹部へのインタビューを多数実施。Yahoo!ニュース エキスパートなど国内外メディアで執筆。2018年より株式会社クロフィー代表取締役として、AI開発・PRコンサルティングなどを手掛ける。
https://news.yahoo.co.jp/expert/authors/dobashikatsutoshi
https://x.com/dobatty

あいにゃん
未来の世界からやってきた、AIにくわしい謎の生物。人間が堕落する世界をもくろんでいるようだが、いつもうまくいかず、人びとの仕事をはかどらせてしまい、結果的にみんなの生活を効率化し快適にしてしまう。「◯◯だにゃ」としゃべるが、ねこではないらしい。アイリア製品やサービスに関する情報を教えてくれる。好きな食べ物はキャットフード。嫌いなものはネズミ。
https://x.com/AINyan_axInc