フリービットがスマートフォン上で動作する「エッジ型 LLM による生成 AI システム」を開発。子どもの SNS 利用の危険度を判断する AI サービスを公開。

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ailia.AI 編集部

フリービット株式会社が、スマートフォン上で動作する「エッジ型 LLM による生成 AI システム」を開発。第一弾として「freebit Edge LLM」を、トーンモバイルの家族向け見守りサービス「TONE ファミリー」と連携させ、AI がお子様の SNS 利用の危険度を判断するテクニカルプレビューを公開した。
フリービットは、スマートフォンを利用した“非中央集権化インフラ”を整備することで、本来のインターネットの形を目指す分散化の推進を行ってきた。2009 年には、スマートフォン上で動作する web サーバーサービスである「ServersMan」を発表し、2022 年には、スマートフォン上で動作する Ethereum 互換 L1 ブロックチェーンである「TONE Chain(TONECoin)」をリリースするなど、進化するテクノロジーに合わせた技術開発を着実に進めてきた。そして今回、web サーバー(Edge www)、blockchain ノード(Edge blockchain)に続く第三弾として、スマートフォン上で動作する「freebit Edge LLM」を開発し、トーンモバイルのサービスとして実装するテクニカルプレビューを公開するに至った。
「freebit Edge LLM」は、スマートフォンに送られてきた SNS の通知テキストを、通常のキーワードのデータベースなどをもとに判断するフィルターシステムではなく、そのつながり自体をスマートフォン上で動作している AI が探知し、危険度を判断し、「TONE ファミリー」の仕組みを使ってその危険度を見守り側の保護者に通知するシステムを構築する予定。

端末内だけで危険度を割り出すため、SNS の通信内容が外部サーバーに送られたり、保存されることはないため、極めて高いプライバシーの実現を目指している。さらに「freebit EdgeLLM」の精度を上げていくため、web3 型ステークホルダーコミュニティ実証実験「One Vision」を利用した利用者参加型の学習データの強化の仕組みなどにも取り組んでいく予定。

引用元:https://freebit.com/press/pr2024/0319.html