MobileObjectLocalizer : 任意の物体を検出できる物体検出モデル

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ailia.AI 編集部

ailia SDKで使用できる機械学習モデルである「MobileObjectLocalizer」のご紹介です。エッジ向け推論フレームワークであるailia SDKailia MODELSに公開されている機械学習モデルを使用することで、簡単にAIの機能をアプリケーションに実装することができます。

MobileObjectLocalizerについて

MobileObjectLocalizerはGoogleが開発した、物体の種別を問わない汎用の物体検出モデルです。通常のYOLOでは、COCOの80クラスの認識を行いますが、MobileObjectLocalizerはクラスが定義されておらず、任意の物体を検出することが可能です。

出典:https://pixabay.com/photos/hot-air-balloons-sky-sunrise-dawn-4561263/

TensorFlow Hub

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tfhub.dev

MobileObjectLocalizerのアーキテクチャ

MobileObjectLocalizerはMobileNetV2とSSD-Liteを使用しています。入力解像度は192×192で、最大で100個のBoundingBoxが出力されます。

精度はそこまで高くないものの、学習不要で任意の物体のBoundingBoxを検出可能です。そのため、後段にResNet50を入れて1000クラスの識別器を作ったり、画面に映っている最もConfidence値の高いBoundingBoxを検出することでオートフォーカスに使用したりなど、いろいろな応用に使用することが可能です。

MobileObjectLocalizerの使用方法

ailia SDKでMobileObjectLocalizerを使用するには下記のコマンドを使用します。

$ python3 mobile_object_localizer.py -v 0

ailia-models/object_detection/mobile_object_localizer at master · axinc-ai/ailia-models

(Image from https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Il_cuore_di_Como.jpg) Shape : (1, 3, 192, 192) detection_boxes…

github.com

実行例です。

https://cdn.embedly.com/widgets/media.html?src=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FU9Z2eJaT_Go%3Ffeature%3Doembed&display_name=YouTube&url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DU9Z2eJaT_Go&image=https%3A%2F%2Fi.ytimg.com%2Fvi%2FU9Z2eJaT_Go%2Fhqdefault.jpg&key=a19fcc184b9711e1b4764040d3dc5c07&type=text%2Fhtml&schema=youtube

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